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Everybody’s Talking About Jamie (ジェイミー)

先日Back to the Future (バック・トゥ・ザ・フューチャー)を観にロンドンに行ったときに、ちゃっかり別のミュージカルも観てきました。観てきたのは “Everybody’s Talking About Jamie”。

Poster at Underground Station
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概要

ドラァグクィーンになることを夢見る16歳の高校生の奮闘や葛藤を描いたミュージカルです。舞台や登場人物の名前等は多少異なりますが、2011年に放送されたBBCドキュメンタリーに基づいています。※ イギリスにお住まいの方やVPNを使えば、元になったドキュメンタリーをBBC iPlayerで見れます – “Jamie: Drag Queen at 16

詳細は、Wikipediaをどうぞ。
https://en.wikipedia.org/wiki/Everybody%27s_Talking_About_Jamie

2021年にホリプロによる企画・作成で日本版の公演もあったようですね。

所感

コロナ禍中に移住して気が落ち込んでて、テレビしか観てなかった時がありましてね・・・偶然テレビで元になったドキュメンタリーを見かけたことでこのミュージカルと出会いました。

ドキュメンタリーを見た上だったので、本ミュージカルはLGBTQ+やドラァグクイーンになることを話の主軸にしてるのかなと思ってたのですが、実際ミュージカルを見たらちょっと捉え方が変わりました。

あくまで、主人公であるジェイミーの成長とその母親を始めとする周りの人たちの在り方がキーです。

私が16歳だった時なんてかなり前なのにも関わらず、当時の自分の在り方や普通って何かとか考えさせられました。プラス、ジェイミーの母親・マーガレットがジェイミーのためを思ってしたことを見て、親からの愛情についてを考え直しました。後半は曲で感情移入して号泣する始末。

あと、最初から最後まで嫌な気持ちにさせた登場人物がいるんですけど、あえて詳細は伏せて・・・こういう方もいますねとだけ言っておきましょうか。

さて、出演者の話。

ジェイミー役をしたIvano Turco氏、母親からプレゼントでヒール貰って履いたシーン以降、完全にハイヒールを履きこなしてて、ヒールを履かない私完敗。ちょっと掠れた声ではあるんだけど伸びやかで、歌声・表情がSassyな青年というキャラクターにぴったりだったと思います。

それ以上にジェイミーの周りにいる大人たちがパワフルな歌声の持ち主ばかりでして、私の中ではジェイミーのメンターになっていたヒューゴ/ロコ・シャネル役がかなり印象的でした。

お気に入り劇中歌は”And Yon Don’t Even Know It”と”Spotlight”です。

私の耳の調子が良くなかったから余計なのかもしれませんが、エコーが多少強くかかっていたぽいのと北部訛り+基本的にセリフがめっちゃ詰まってる/早口なのもあり、一語一語をしっかり聞き取るのは無理でした。完璧に聞き取れなくてもそこそこ話は追えたので、予習は不要だと思います。

(日本語のミュージカルでもそうなんだけど、時々セリフや歌詞ほぼ聞き取れない時あって悲しくなるんだよね・・・)

また、演出自体はかなりシンプルで、シーンの大半はほぼ学校かジェイミーの家です。なので、バック・トゥ・ザ・フューチャーやライオンキングなどの美術セットがめちゃくちゃ動く系ではなく、ストーリーや歌で魅せるタイプ。派手な美術セットなどはありません。

Peacock Theatre

2024年3月現在、ロンドン・ウェストエンドでの常時公演は3月23日に終了しましたが、イギリス国内で巡業中です。なので、イギリスにお住まいの方はお住まいの街で観れるかも!

興味があれば、公式ページを覗いてみてください。また、ミュージカル映画にもなってるので舞台より映画の方がいいわという方はAmazon Primeをチェック。


なお、今回のロンドン旅行およびミュージカル関連記事はこちら。

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