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Tile (タイル)

Tile

ヨーロッパ旅行で預け荷物が行方不明になるケースが
昨今の情勢の影響か多発しているようで、
多くの人がAirtagをおすすめしています。

しかし、私は筋金入りのアンドロイドユーザー。

Airtagを使うために
Appleに魂を売らんぞということで(どういうこっちゃ)、
Androidユーザーでも使えるトラッカー「Tile(タイル)」を
日常で・旅行中に使ってみた。

Tileとは

カギや財布といった大切のものにつけることで、
スマホアプリと連動し音やGPSで場所を特定できるというものです。

日本でも売っていて、日本の規模拡大を狙ってか、
日本各地にもアクセスポイントがあり、
タイルユーザーのネットワークだけでなく
駅やタクシーのポイントを使って
落とし物が見つかる可能性もあります。
https://thetileapp.jp/

購入品の Tile

Mate Essential 4-pack

私が買ったのは「Mate Essential 4-pack」という、
カードタイプのもの1点と後にテープがついたのが1点、
四角形のキーホルダーを付けられる穴付きの2点でトータル4点セット。

入っているものは3年ほど電池が持つもので、防滴です。

Tile のメリット

  • 最後に検知した場所を確認できる
    → 無くした・落とした可能性ある場所を推測できる

預け荷物につけて受け取り時にスマホが反応しなかった場合は
飛行機に乗らなかった可能性がわかる。

  • 世界中のタイルユーザーが見つけたら、お知らせを受信
    → 普通に無くした時より見つかる可能性が高い

同じように預け荷物につけていたケースの場合であれば、
見知らぬタイルユーザーが近くにいたら場所がわかる。

  • 端末用の通信契約や電池消耗量を気にしなくて良い
    → 登録したスマホに依存して位置情報を確認するため(Bluetooth使用)、
    通常のGPSトラッカーのように端末の通信環境を用意する必要があるのと、
    トラッカー端末から通信をし続けるためバッテリーが持たない可能性がある。
  • iOS・Android両方に対応

Tile のデメリット

  • GPSがついてない。
    → AirtagやGPSトラッカーと違い地球の裏側に行っちゃって、
    タイルユーザーが近くにいない場合は行方不明。

一番のデメリットはこれかもしれない。

所感

今回の旅行ではヒースローが荒れまくってたので、
結局荷物を預けないようにしました。
というのも短期滞在なので荷物が見つかったときには
イギリスに帰ってきててという最悪のケースも考えたからです。
なので、正直ロスバゲ対策にはどうかはちょっと分からないです。

でも、お土産を移動中の電車に置き忘れかけた、
傘をチェックインカウンターに置いてきたなど
置き忘れの前科が複数ある私にとっては、
「あれ、もしかして忘れた?どこかに置いてきた?」という時に
カバンをごそごそしなくても
アプリで確認できるので、安心材料となりました。

一方、日常使いにはバッチシかと思います。
携帯や鍵を家のどこに置いたのか分からなくなったときは、
音を頼りに探せるので右往左往しなくても探せます。
探す時間が確実に減りました。

先日も携帯を家の中にどっかおいて、
タイルのボタンを押して探しました。
いつもだったら、うろうろするか、
夫に電話かけてもらって探すのでまま時間がかかってました。

あと、お出掛け時に子供の腕に
AirtagあるいはTile(トラッカー)を着けるという使い方もあるようです。
迷子になった時や自分から離れてしまったときに
場所を確認するという、まあ時代的です。
リスボン旅行中に複数の家族がそのような使い方をしてるのを見ました。


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遅延による運賃一部払い戻し

今回乗った電車ではなく、あくまでイメージw

一定条件を満たした上で電車遅延が発生した場合は、
切符の一部払い戻しができるのを知ってましたか?

それをDelay Repayというようです。

Delay Repay is a national scheme train companies use to compensate passengers for delays. You can claim compensation if you’re delayed by 15 minutes or more when you travel with us (except when delays are caused by planned engineering work).

Southern Railway – https://delayrepay.southernrailway.com/

上記のように、イギリスでは全国的に
遅延による条件下での払い戻しが受けられるようです。
(日本だと、JRの一部列車(特急など)で受けられるようで、
自身も新幹線の2時間以上の遅延で特急券分まるまる返金されたことがあります)

ルール自体は長いこと知っていたのですが、
実際遅延の影響を受けても遅延時間が払い戻しの対象外になることが多く、
昨日初めてイギリスので払い戻し請求を行えました。

今回はその経験を忘れないうちに書いて、紹介しときます。

遅延当日

それはそれは忘れもしない、最近のオフィス出勤日。

基本在宅勤務なのですが、お呼び出しがかかったので、
その日は3時間かけてオフィスへ行くことになっていたのです。

3時間かかるので、10時出勤なのに朝5時起きで、
遅延を見越して7時前には家を出発。

乗る予定の電車出発予定時刻に10分前に
駅に着いたのはいいが、待てども待てども来ない。
電光掲示板を見れば、見る度に電車の到着予定時刻が延びる延びる。
(ちなみにバスも遅れてた)

この日は小雨かつ冷え込みがきつい日だったので、
待合室はパンパン。入れないので、
プラットフォームで30分待ちぼうけ。

のちに電車にやっと乗れたが、
乗り換え予定の電車には乗り遅れました。
しかも、この電車の遅延のおかげでプラットフォーム変更の嵐。

乗り換えの駅はShipley(シップリー)という場所で
プラットフォーム5つある駅なのですが、
跨線橋で全てのプラットフォームがつながっていません。
プラットフォーム1・2からプラットフォーム3・4へ移動するときは、
建物間の移動になり、屋外を軽く数分歩くことになります。
※お粗末な歩道がありますが、駐車場を横切ります。

下の航空地図を見ていただくと分かりやすいんですが、
線路で三角形できてるんですよ!!!

結果として乗り換え予定の電車の後の電車にも乗れず、
次の次ぐらいの電車に乗り、40分程度の遅刻を受け入れました。

もう完全敗北。

この後にある駅まで行った後、
バス2本乗り継いでオフィスへ行きましたが
仕事をする前に私自身がエネルギー切れでほぼ死んでました。

払い戻し手続き

脱線して、遅延どころかShipley駅の愚痴になってしまいましたが・・・

オフィスから帰宅後に
「あれ、これ一部払い戻しできるんじゃない?」と気づき
忘れる前に調べました。

原則、ルールとして覚えていていただきたいのは、
予定時刻より15分以上遅延していて計画工事による遅延ではないもの
払い戻しあるいは返金の対象になります。

返金はこの遅延や運行キャンセルの影響により、
電車移動を取りやめた際に切符販売元に請求できます。

そして一部払い戻しは、キャンセルや遅延の影響により
到着地に遅れて着いた場合には運行会社に請求できます。

なので、返金なのか払い戻しによって、
またルートによって複数の運行会社が通っているので
状況により請求先は異なるのでよく確認してください。

詳細は次のリンクをどうぞ。
https://www.nationalrail.co.uk/209242.aspx

基本的にはどの一部払い戻し・返金請求にも、
切符購入情報、運行会社、遅延時間の情報が必要なので
遅延対象になると思ったら即メモがおすすめです。

私は意地でも会社に行ったので、
今回は一部払い戻しの手続きを行いました。

運行会社はNorthen Railだったので、
https://delay.northernrailway.co.uk/ から指示に従って請求。

払い戻し先は会社によって選択肢が違うと思うのですが、
Northernの場合はPaypal、BACS(銀行振り込み)、
Northernで使えるバウチャー或いはチャリティーへの寄付となってました。

請求結果

請求から10日程度で、
請求に対しての判断が下されます。

私の請求は、規定通り切符の25%分が返金されることになりました。
請求結果報告から5営業日程度で振り込みがされるようです。

それなりに時間がかかるので、気づいた時にすぐやることがおすすめです。


その他電車関連の記事はこちら。

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Posted in Money and Saving, Travel

Railcard

前回の記事で「Railcard」を持っていると
チケットが安く買えるという話をサラッとしたと思いますが、
今回はその詳細です。


National Rail – Railcard

Railcardとは、特定の条件を満たした人のみに発行される
割引証明カードのようなものです。
£30で1年間最大1/3引きの運賃で、切符が購入できるようになります。

Railcardはいくつも種類があり、それぞれ条件が異なります。
種類と購入条件は次の通りです。

  • 16-25 Railcard (16歳以上25歳未満)
  • Two Together Railcard (自分自身と特定の1人が一緒に旅行する場合)
  • Family & Friends Railcard (大人と一緒に子供が一緒に旅行する場合)
  • Senior Railcard (60歳以上)
  • Disabled Person Railcard (電車の移動を難しくするような障害がある場合)
  • Network Railcard (16歳以上の人がSouth Eastエリアを移動する場合)
  • Veterans Railcard (イギリスの退役軍人)
  • 26-30 Railcard (26歳以上30歳未満)
  • 16-17 Saver (16歳及び17歳)


Veterans Railcard以外は
イギリスにYMSや旅行、移住で来た日本人に
一つは申し込み可能なものがあるのではと思います。

また、自分にベストなRailcardは、公式ホームページで診断できます。

そしてRailcardのメリットは、運賃の割引だけではありません。

National Railの提携先での割引や特典が受けられます。
提携先の例は以下の通りです。

  • YHA (ユースホステル)
  • 劇場
  • Virgin Experience Days

Railcardの種類によって提携先は異なりますので、
各ページの「Offer」をご確認ください。

Railcardの入手・受け取り方法

Railcardの入手・受け取り方法は、以下の通りです。

  • 駅のチケット窓口で申込書を提出し、代金を払う。
    その場でRailcardが受け取れます。
  • National Railのページで購入し、郵送してもらう。
  • National Railのページで購入し、アプリに入れる。

旅行及び短期滞在などの国内アドレスがない場合は、
アプリか駅のチケット窓口での購入のオプションに限られます。

ただし、一部には3年有効なRailcardがありますが、
3年間有効なRailcardはオンラインでの取り扱いのみとなってます。

Railcardを買うべき距離や乗車頻度

購入前に最低どれだけ電車を使うか、
交通費はいくらになるか試算して、
Railcard分の£30を大きく超えたときは買い時です。

以下、Railcardの購入是非の判断基準の参考として、
ロンドンからスコットランドへ電車で
一回でも往復する場合はあったほうがベター。

もっと短い距離で言うとロンドン・ウェストヨークシャー間を
1回往復する場合もRailcardがあったほうが良いです。

ミルトン・キーンズやブリストルへの一回往復は
Railcardの恩恵はほぼないです。
ブリストル – ロンドン間 Off-Peak Return: £57.25 (£86.80)
ミルトン・キーンズ – ロンドン間 Off-Peak Return: £13.85 (£21.00)

ただ、ここまで読んでいただいて、
もしかしたら「短期滞在や旅行でも本当にお得なの??」と
疑問に思われている方がいるかもしれないので、
私の昔の実例をご紹介させていただきます。
※()がRailcardなしの運賃。Railcardの有無関係なく価格は2021年3月調べです。

ある時の一ヶ月のイギリス滞在

  • マンチェスター空港 – 北ウェールズ間 Off-Peak Return: £34.55 (£52.40)
  • 北ウェールズ – ロンドン間 Off-Peak Return: £69.65 (£105.60)
  • 北ウェールズ – リーズ間 Off-Peak Return: £59.65 (£90.40)
  • ブラッドフォード – リーズ間 Anytime Single: £2.35 (£3.60)

Railcard有の交通費: £166.20
Railcard無の交通費: £252

Railcardが年間£30なので、
実際に節約できた金額は£55.80です。

実際はこれ以外にも電車に乗っている記憶があるのですが、
データがないので確認できませんでした。

もちろん、上記の運賃試算は、
「チケットを分割」するトリックを使ってないので、
分割するとまた運賃は大きく変わりますので注意です!


参考になりましたでしょうか?
ぜひRailcardを使って、
お得に切符を買っていただければと思います。では!

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