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イギリス配偶者ビザの振り返り(2023年)

passport on top of a planner
Photo by Nataliya Vaitkevich on Pexels.com

先日配偶者ビザの更新が完了しました。
その時の流れ・申請を振り返る!ほんと正直どれだけお金を落とせばいいんだろ・・・

しつこいようですが、これらの出来事はタイトルに記載の通り、2023年春夏にかけて起きていることですので現在のビザ申請方法と著しく異なる可能性があります。

最新情報はイギリス政府サイトをご確認くださいませ。

あと、あまりにも色々あったのでかなり心の声が漏れております。ただの経験談としてお読みくださいませ。


今までのVISA関連記事はこちら:

ビザ申請時の状況

夫:

元々フルタイムで教師をしていましたが、学校の都合で契約更新なし。

しょうがなく、ビザ更新タイミング時は非常勤。 (いわゆる、ゼロ時間契約)

参考: https://www.jil.go.jp/foreign/jihou/2022/08/uk_03.html

私:

最終的には正社員になる予定でフルタイムの契約社員をしていましたが、こちらも職場の都合で流れまして、ビザ更新時は主婦というか無職。

→ 夫の仕事がゼロ時間契約ということで給料に増減がある、計算がややこしいので今回も弁護士に依頼することに。

ビザ申請の流れ

2023年6月

  • 前回使った移民弁護士にお問合せ

拠点が複数ある弁護士団体であるのと私たちが引っ越ししたこともあり、今回の更新時にどのようなサポート受けられるのか、以前の拠点に行くべき必要があるのか等を問い合わせ

  • 6月7日、移民弁護士団体のシニアパートナーとミーティング

問い合わせから数日以内に現在住んでいるところに比較的近いオフィスのシニアパートナーHにコンサルティングをしてもらう。

前回使った書類集めは私たちがするが、計算や提出並びに代理人として弁護士に行ってもらうサービスを再度使いたい旨と以前の申請時から夫の職業や収入状況が非常に変わってることを説明。

見積書を出してもらうことと、支払いをする流れを確認して解散。

  • 一緒に住んでいる、ちゃんとした関係であることを証明する書類を始め、自分の海外渡航歴やら必要となる情報の整理

水道料金の請求書、電気・ガス代の請求書並びにカウンシルタックスの請求書を引っ張りだす。

あと、現在はルールが変わってメールやらカード、写真などは証明にならないとのことですが、なきゃ無いでいろいろ言ってくるのが目に見えてるので、念の為準備。ホント理不尽

夫の収入を証明できる書類がかなり限られていたため、正直ざっくり計算しても不安で不安で仕方なく泣いた。

  • 6月9日、移民弁護士費用支払い完了
  • 6月11日、担当弁護士が決定

シニアパートナーから引き継いだ方からメール。キックオフミーティングの予約をしてねとの連絡。

6月上旬に契約・支払いをしているのにも関わらず、キックオフミーティング最短で予約できるのが1ヵ月後。

ここでちょっとイラッとしました。向こうは「1か月前じゃないと申請できないし、全然問題ないよ」との主張。とりあえず諦め一番近い日付を予約。

2023年7月

  • 7月10日、移民弁護士とオンラインミーティング

先述の通り、キックオフミーティングがビザ切れる1ヶ月と数日前。

先月行ったシニア弁護士との会話をなぞるような感じで、25分ぐらいで終了。
正直「同じこと2回やってるんでは時間の無駄ですが」と思った。

とりあえず今回のミーティングを踏まえて、
必要な書類のリストを送ってくれるとのことで待機。

弁護士が書類を確認するから21日までにGoogle Driveにアップロードして、連絡をくれとのこと。とりあえず了承。

  • 7月12日・13日、移民弁護士事務所と担当弁護士に、電話とメールで連絡

すぐ始めましょうとのことでシニアパートナーに言われてすぐ支払いを済ませたのにも関わらずキックオフミーティングまで1ヶ月待たされた上に、シニア弁護士との内容ほぼ一緒やし、必要書類のリストを含めたアドバイスレターをまだ受け取ってません。

これではミーティング中に指定された確認のための書類締切までに用意できません。

このように半分クレーム、半分進捗確認。
前回申請時に担当してくれた弁護士と切実にチェンジして欲しい。

13日に電話をしたところ、担当弁護者不在の上、クレームを入れた顧客対応チーム責任者も私のメールを電話した段階で初めて読む感じ。

顧客対応チームは「連絡受けてから1週間以内に返すのがKPIになってる」とか言い始めたので・・・沸々と怒りが・・・

毎回1週間とか言ってたら私のビザの期限が切れるんですが?

だとしたら、キックオフミーティングの段階で担当者が言った「切れる1か月ちょっと前でも大丈夫」というのは嘘になりませんか?(心の声)

まあ電話口でキレそうになりますが、キレたところでこの国では対応していただけませんし、逆ギレされるのが関の山ですので、、、

この状況でどのように対応してもらえるか詰める。

とりあえずシニアパートナーもCCに入れて、明日担当者がオフィスにいるから対応を早急にするようにメールを転送するとのことでした。

  • 7月14日、先日のミーティングの議事録が届く

でも、一番肝心な必要書類のリストは未着。

とりあえず必要書類を得るためにサインをくれとのことだったので、メール受信してから30分以内に署名をして返信。

その日中には連絡こない。まあそうだよね。

  • 7月17日、必要書類リスト及び基本質問リストを受け取る

貯金についての説明が一切無いのと、
一部の設問が意味不明のため質問をする。

  • 7月21日、移民弁護士に設定された書類締切日

締切日までに必死に書類集め。

一番ハードだったのは夫収入の書類なんですが、、、利用銀行の近くの支店複数がことごとく閉鎖になったのもあったり、条件を満たす発行日の明細が即時に発行できない状況だったりして、カスタマーサポートに連絡して郵送依頼。はー、面倒。

その次に地味に大変だったのは確実に偽装結婚を疑われないために親戚・友人に一筆書いてもらうこと。

私及び夫を共に知ってる人に色々連絡したんですけど、まー色んな人が「やるやる」言うのに、全然期日まで送ってこないのwww

忙しいのはわかるけど、できないならできるって言わんでほしい(真顔)

※ Home Officeの公式ページにはこの手紙について具体的に書いてないが、弁護士曰く継続して一緒に住んでいて夫婦としてちゃんと成立してることを証明するのにあったほうが良いとのこと。

  • 7月24日、担当弁護士から連絡

ただ「書類受け取りました。明日レビューします」だけの連絡。

  • 7月25日、担当弁護士から連絡

経済的要件の書類のレビューにもうちょっと時間がかかります。続きをして、7月28日金曜日に連絡します。

弁護士からのメール
  • 7月28日、指定された締切に出せなかった最新の銀行明細を弁護士に送る

担当弁護士が指定した締切前に最新の銀行明細を頼んでいましたが・・・

サポートが目安に出した5営業日を過ぎても結局送られてこず、後日近くの銀行まで(家から1時間ほど)行き、交渉しました。

現在使っている銀行では一筆書いたり、印を押していないとのことで、締日に出る明細しかHome Officeの規定に合わないだろうとなり締日を待ち・・・

先述の通り、その日弁護士から連絡が来る予定でしたが、とりあえず待たずに発行直後に弁護士に送りました。

  • 7月31日、進捗を要求

結局弁護士本人が言った連絡予定日に連絡がなかったため、もう2週間も無いのに弁護士自身が指定した日に連絡がなかった状況を教えてくれと連絡。

忙しいのはわかるけど、できないならできるって言わんでほしい(2回目)

2023年8月第1週目

  • 8月1日、担当弁護士から電話

夫の勤務先からの手紙に書いてある収入と
受け取り済みの給与明細のトータル額が
一致しないんで確認して欲しい。とのこと。

給与明細について確認したら、
夫が2週間分の給与明細をダウンロードしてないことが発覚。

あれだけ毎週「今週は給与明細発行されてないんですか」と聞いてて、銀行明細見直したら、ないって言ってた週に振り込まれてるしさ・・・

そりゃあ、1000ポンド近く額合わねえわ・・・
やっぱり、お金に関しては物的証拠を見るまで夫を信用しちゃいかん。

また、キックオフミーティングで聞かれた夫の勤務状況についてまた聞かれる。
※ これに関しては1ヶ月前に
夫から勤務状況に関するメールを送ってるし、
勤務先からの手紙に事細かに書いてあるのに全く分かってない。

加えて、Home OfficeのAppendixはもちろん、他の移民弁護士サイトのQ&Aに書いていないようなことを言い始めた上に、10年ルートに切り替える?とか言い出したし・・・

そもそも10年ルートにするんだったら、今までの時間は何だったって話だし、10年分のビザの諸経費で家の前金払えるわ。計算上経済面の条件をクリアするけど、状況が状況だから弁護士に頼んでる訳であってさ、なぜこのご時世で更にお金を払う道をあえて選べというのか。とかなり悶々しました。

はあ、夫も弁護士も信用できねぇ。泣ける。

  • 8月2日、夫がダウンロードできなくなっている給与明細を
    至急送ってもらえるように勤務先にお願いする。

電話してから、1時間ほどでメールで受け取り完了。他会社の事務もこれぐらいのスピード感でお願いしたい。

  • 8月2日、確認できなかった給料明細を追加で弁護士に送る

ここが精神不安定のピークかもしれん。
過呼吸は起きるわ、寝れんわで・・・

あまりにも会うたびに私の顔が死んでるからか、近所のおばあちゃんは会うたびに励ましてくれて、ハグまでしてくれました。あ、めんどくさい近所の人ではないよ

2023年8月7日

  • 担当弁護士から電話

珍しく約束通りに連絡が来るが、
8月1日に言われたことをまた言われる。
「夫勤務先の過去1年の給与明細全部入っている」ってもう1度説明。

「計算してもう一回電話します」って電話が切れる。確かに夫の給料月支払いじゃないから、ややこしいのは分かってるけどさ、、不安だけ募る。

  • もう1度担当弁護士から電話。申請書類の下書き受け取り。

計算が合うことを確認できたとの連絡と、「申請書類の入力情報下書きを送るので確認してください。確認が終わったら、すぐ出せるの」でとのこと。

確認したところ、入籍日や出入国の記録いくつかが違ってるので指摘・修正依頼。

  • 修正版を確認して、提出。

電話で指示を受けながら、申請代と保険料を支払いました。

同時にバイオメトリクスのアポも、場所を確認しながら予約。

弁護士曰くこの時期は学生ビザの延長や学生ビザからの切り替えが多いため、特に外国人留学生が多いマンチェスターやロンドンはアポがいつもより取りずらいらしいとのことでした。

私は家から一番近いところでさえ、、ほぼ1ヶ月待ちのようでした。

そして、バイオメトリクスの予約確認メールを30分後ぐらいに転送すると言われましたが、、、送られてこなかった。

色んな意味で裏切らない弁護士。

2023年8月第2・3週目

  • 8月8日、弁護士に予約確認メールの催促

8月第2週中には返信なし。

  • 8月14日、弁護士に予約確認メールの催促 (2度目)
  • 8月16日、現行ビザの有効期限
  • 8月16日、弁護士からやっと連絡

申請代・IHS代の領収書、バイオメトリクスの予約確認メール等が送られてきました。

聞きたかったことは全部書いてあったので良かったのですが、コミュニケーション不足が続き不安は募りました。

バイオメトリックスのアポ

8月某日、弁護士に言われた以下の書類を持ってアポへ。

  • 自分のパスポート
  • 今持っているBRP (滞在許可証)
  • 夫のパスポート現物

自分のよく行く街にある申請センターではあったのですが、行ったことのないエリアだったので早めに到着するようにしました。

雰囲気は汐留のVFSビザ申請センターと変わらないように感じました (= オフィスビルの中でぱっと見わからない感じ)

センター内に入ったら職員の指示に従って個室に入室して、顔写真を撮ってもらい、指紋を取ります。

私が手汗をかきやすいため、指紋を取るのにそこそこ時間がかかりました。取る度に指を拭いたり、指紋採取用のスクリーンへの指の置き方をちょっと変えたり・・・

最終的に職員さんが「一部の指の指紋が取れませんでした&顔の造形上、耳が写真にほぼ写ってません」という内容の書類を書いてました。

指紋と顔写真を撮り終わると、職員さんが書類のアップロード状況のみを確認し、提出して良いかの最終確認をして終了。※私の場合は弁護士が提出済み。アップロードできなかったりした場合はこのタイミングが最後のチャンス。

2023年9月上旬

  • 9月12日、弁護士に引っ越しをお知らせする。

元々ビザ申請前に引っ越しをする予定でしたが、大家の都合で延びに延びて賃貸の契約がスタート。

イギリス国内でビザの申請・切り替えをして滞在許可が降りた時にはビザ申請書類に記載された住所に新しいBRPが届きます。なので、ビザ申請中に引っ越しをせざる終えなくなった場合は滞在許可が降りる前にHome Officeに連絡する必要があります。

Home Officeとのやり取りは弁護士との契約に含まれてたので、弁護士に引っ越しのお知らせをした訳ですが、弁護士からの返信はなし (白目)

2023年9月下旬

  • 9月25日、弁護士から「滞在許可が降りました」というメールが転送されてくる

肩の荷が降りるが、住所変更に関しての回答は一切なし。

どうやってBRP受け取るんだという問題が発生。

転送されたメールに再度住所変更に関する問い合わせを弁護士に送る。

  • 9月26日、弁護士事務所の顧客対応チームの責任者に「コミュニケーション」についてメールを入れる。

申請前にもコミュニケーションについて申し立てして、その際に連絡から1週間以内に返信をするようになっていると回答していたのにも関わらず、今回は2週間待っても返信がない。

私たちが引っ越したばかりでインターネット環境がほぼなかったため、メールを入れられなかったのであえて最初のメールから2週間待った訳ですが、もう滞在許可降りたので、住所変更どうしてくれるんでしょうか・・という不安と怒り。

※ 信用ならないので電話ではなく、あえて記録が残るメールでのやり取りにこだわってます。(電話だけではなく、メールしてから電話か、電話してメール)

  • 9月29日、前の家から今回のBRPを回収

前の家は義母の持ち家を借りていたので、まだ必要があれば入ることができました。

残していた荷物を回収、義母に頼まれていた家の状況確認・空気の入れ換えをしに行ったところ、ポストにしれっと入ってました。

調べたところ、2023年現在、滞在許可証はRoyal Mail(イギリスの郵便事業)とTNT(FedEx傘下の配送業者)の2社を使って発送しているようです。

TNTの場合は配達時にサインと身分証明証の提示が必要なようですが、Royal Mailの場合は追跡機能はあるが、サイン不要・身分証明書不要のようです。

私の場合はRoyal Mailによって配達、9月27日にしれっとポストに入れることができたようです。

前の家が義母の持ち家だから必要があれば入ることができたので、こうやって受け取ることができた訳ですが、TNTで配達されてるか普通の賃貸で借りた家だったらどうなることやらと思いました。

もしかしたら、まだ滞在許可証を手にすることができなかったかもしれません。

今回のビザの出費トータル

  • £1,300 (弁護士代)
  • £1,048 (Visa Application)
  • £1,560 (Immigration Health Surcharge)

トータル: £3908 、約¥586,000 (2023年6月当時のレート)

前回と同様、以前の申請時に使った婚姻証明書類をそのまま使えたので、細々とした出費は発生しませんでしたが、弁護士を使ったためかなりの出費となりました。

ビザが降りたからいいものの、今回の担当弁護士は払ったお金の価値以上にストレスを買った気がしてならないのです・・・

ずっと胃と頭が痛かったし、寝れなかった。


次は約2年半後に永住権の申請です。
先は長いです・・・

ビザとお金に関しては夫にいまだに知識・理解があんまりないし、人によるけど弁護士もあんまり当てにならないので、、、

永住権の申請時には私の給料だけで
ストレートで経済面の条件を満たせるように頑張ります。

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