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イギリスで子宮頸がん検診を受ける

NHS cervical screening
NHSから届いた手紙 (汚い字は無視でw)

4月下旬にNHSから上記の手紙が届きました。

内容は子宮頸がん検診(‘Cervical Screening’)を
受けてくださいとのこと。

NHSに登録している25歳から64歳の女性は、
3年に1回受診できるようになっているとのこと。

64歳以降や前回の検診で要経過観察になっている場合は、
受診頻度は異なります。

今回は私の子宮頸がん検診の経験談をお話しします。

検診予約

手紙に「登録したGPに連絡してね」との
記載があったので、
登録しているGPに電話することに。

健康はかなり気にしているため、
受診はしたい。が、電話をかけたくない。
何を隠そう、電話が嫌いな私。

小一時間部屋を行ったり来たりして、
思いきって発信ボタン。

いつもの通り電話がつながらず、
10分ほど待つ。

やっと繋がって、
「子宮頸がんの検査の予約したいんだけど」と言うと
手紙受取の確認をされました。
(受け取ってないと受けらんないのかしら?)

持ってることを伝えると、
向こうから「この日空いてる?」と言われて
別の予定が入っていたので、
こちらから日付を打診。

電話から約二週間後に受けられることになりました。

他の人の経験談では、
通訳の必要有無を聞かれたとか見たんだけど、
私は聞かれなかったです。
必要だったら聞いたほうが良いかと思います。

検診前日まで

GPからのテキスト

検診日の一週間前にテキストが届いて、
「アポのリマインダーが欲しかったらアプリ入れてね」
一瞬スパムかと思いました。

しかし、アプリの内容を確認したところ、
正規アプリのことが確認できたのでDLしました。
→ 結局アプリ経由でリマインダーは来ず(笑)

検診日前日に画像下部のようなテキストを受信。
時間と場所がしっかり記載されていて、名前付き。
大変助かります。

GPに携帯電話を登録してるから
これらのテキストを受信できたのかと思います。

検診当日

過去にイギリスに四年も住んでて、
ラッキーなことに1回もGPにお世話にならなかった。

なので、これが初診療所でのGP受診でした。
(なお、GPによる電話診察は経験済みです。
参照:ピルとNHS耳鳴りに悩む)

チキンな私は無駄に緊張しました・・・・

コロナ対策のため
アポの時間に来てくださいと言われていましたが、
緊張のあまり、10分前に到着。

初めてなので、まず何したらいいか分からないので、
とりあえず受付へ。

「Hi there 11:40にアポイントあるんだけど、到着早すぎじゃない?」
「診療所内に入っても大丈夫だった?」と私。

「大丈夫。名前は?あと、誰とアポあるの?」と受付のお姉さん。

お礼と名前を伝え、誰とのアポなのか知らないことも言った。
ただ子宮頸がん検診であることを伝えた。

「あー、そしたら看護師とのアポだね!座ってて!」と
終始フレンドリーな受付のお姉さん。

待合室でひたすら待つ。
そして、気づく。
入り口の近くにセルフチェックイン機があったことに!!!
(今度からこれを使おうと心に決める)

予約時間より10分ほど過ぎてから、
モニターに自分の名前と診療室の番号が表示されました。

処置室がどこにあるか分からず、ウロウロ。
やっと目的の部屋へ到達。

自己紹介を軽くして、
住所・生年月日の確認をして問診へ。
途中雑談も入りつつ、質問の内容は以下の通り

  • 子宮頸がん検診したことある?
    → イギリスではないけど、別の国で何回か。
  • あれ、どこ出身なの?
    → 日本だよ。
  • 最後に子宮頸がん検診したのいつ?
    → 数年前かな?
  • 今までの子宮頸がんの検査結果は全部ネガティブであってる?
  • ピルとか使ってる?
    → (薬の名前が覚えられないので、薬を持ってきて見せた)
    ※ 薬の名前が覚えられない時は、箱持ってくといいです。
  • 不正出血とかある?
  • おりものにこれといった変化とかある?
  • 最後の生理はいつだった?
    → (アプリで記録してたので、確認して伝える)
    ※ 最終生理日とかおりもの、
    不正出血の有無は問診前に確認しておいたほうがスムーズ。
  • 私と2人きりでの検体の採取は大丈夫?
    (性犯罪防止と、
    器具挿入の違和感から意識を逸させるためらしいです)

そして、検体の採取へ。

「スカート履いてるから、まくるだけでいいよ。
下着を脱いで診察台に乗ってて。準備できたら声かけてね。」

指示の通りカーテンを動かして、気づく。

イメージ

普通の診察台のみ置いてある。

え、あのガン○ム的気分にさせる
足を自動を広げるのではないんですか?!

私が想像した診察台

めっちゃアナログだなあと思いつつ、
診察台へ乗る。そこから、緊張で頭真っ白。

日本だとお腹あたりにカーテンがあって、
お医者さんや看護師さんの顔が見えないから
恥ずかしさ軽減されると思うんですけど、、、、

申し訳程度の紙を股に置かれて、
「はい、これ隠す紙ねー」
異常なほど緊張することになったぞ、逆に!

足の動かし方・配置で色々言われたんだけど、
緊張のあまり理解するまで時間がかかるw
ホント申し訳ない・・・

「今から器具入れるけど、基本的に痛くないはずだから、
痛かったり、気になったら言ってね。調節するからね」

視界に入った膣鏡がちょっと日本より大きいような気がした。
あと、透明でプラスチック製のようでした。

「器具入れたよ。痛くない?」

「今からブラシ入れて、サンプル取るよ」

「あと、ちょっとだからねー」

「はい、器具抜きまーす。」

ご丁寧に実況してくれる看護師のお姉様・・・
いいのか悪いのか分からないが!

「ちょっと多少の出血があるかもしれないけど、
それは検査によるものだから大丈夫よ」

「終わったから、診察台から降りて下着着けてね」

終わったと言うのに、私の緊張が続くww

椅子に座って、検査の後の流れの説明を受けました。
ご丁寧に説明の紙も印刷してくれました。
(おそらく郵送でもらったリーフレットと一緒)

結果は数週間で郵送で送ってくれるとのこと。

お礼をし、看護師さんに別れをつげました。

日本だったら、受付に行って
検査代を払ったり諸々ありますが、
そのまま帰れます。
受付に行かないのが、ちょっと落ち着かないですw

思ったこと

日本で何回か子宮頸がんの検査を受けたことがありましたが、
異国で受けるのはかなり新鮮。

日本での検診は、
「割引で受けられるよ。指定の医療機関で受けてね」ぐらいな案内で
情報も少ないし制約が色々あったのを覚えています。

私は環境的に子宮頸がんについて、検診やワクチンについて
初がん検診のかなり前に知ることができましたが、
全く知らない人は
心理的なハードル高いんじゃないかなと思ったり。。

こうやって招待の手紙と一緒に、
どんな検査なのか、どんな病気なのかがわかる冊子が入っているのは
とてもいいなと思いました。

あと、いい意味でアナログだし、
シンプルだなと思いました (特に診察台が)

イギリスに来ている人は
ビザ取得時に保険料払ってるわけだし
受けた方が一種の安心を買える訳ですので
ぜひ受けましょうね!

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