最近、私の住むエリアについての交通機関について書きましたが、今回はイギリス全域で使える鉄道チケットの買い方等をまとめました。
イギリスの鉄道チケットは、片道・往復なのか、何時に乗るのか、どの電車に乗るかによって、値段が変わります。=下調べと予約がとっても大事です!
特に電車の旅をするかを検討している場合は、必須です! 事前に切符を購入すると最大61%の割引が得られる場合があります。
(Trainline調べ)
まず、オンライン及び自動販売機、窓口でチケットを買う前に検討する必要がある項目は以下の通りです。
- From: 電車の起点 (出発地)
- To: 電車の終点 (到着地)
- Via: 経由
- Single: 片道チケット
- Return: 往復チケット
- Open Return: 帰りの時間や日付が決まっていない場合の往復チケット
- Out/Return: 往路出発日・時間/復路出発日・時間
Off-Peak*1 に出発するのか。
それともPeak hour(ラッシュアワー)に出発するのか。 - Adult/Child: 大人/小人の数
- Add Railcards: Railcardsを持っている場合は選択 *2
*1 イギリスの鉄道では、出発時間がPeakかOff-Peakによって値段が変わります。Peak及びOff-Peakの基準は場所・オペレーターによって前後しますが、原則は月〜金の9:30以降及び週末・祝日はOff-Peakになります。
*2 Railcardはチケット代が1/3程度割引できるカードのことです。
詳細は別の記事で紹介。
窓口・券売機で購入する場合は、上記の情報をベースに価格が導き出されるので、割引のオプションがあまりないかと思われます。
しかし、オンラインで購入すると、ポイントが貯められたり、運行会社独自の割引チケットが購入できるなどのメリットがあります。必要な情報・予約の流れは変わりません。
いくつか有名な電車のチケット購入サイトをご紹介します。
TransPennine Express
ヨークシャー、北イングランド西部、
北イングランド東部及びスコットランドでサービスを展開している鉄道会社です。
2021年3月現在、ロイヤリティカードのネクターポイント(£1=2ポイント) が貯まります。Airport Advanceというマンチェスター空港へ行くためのチケットなど、ユニークなものがあります。
TransPennine Express以外には、
以下の会社でネクターポイントが貯めることができます。
RedSpottedHanky.com
独自のポイントが貯められる鉄道チケット購入サイトです。その貯めたポイントを、次回のチケット購入に使うことができます。
また、最近新しいアプリができたようなので使い勝手も変わったようです。
Trainline
一番ポピュラーだと思われる鉄道チケット購入サイトです。トレインとありますが、長距離バスも検索できます。
また、ヨーロッパのチケットも購入できます。
時代の流れなのか、
オンラインでチケットを買うと3種類の方法で受け取れます。
- 郵送
※別途郵送代がかかるのと、直前の予約は使えないです。 - 自動券売機で受け取り
券売機で予約番号を入力するだけです。直前の予約でも使えます。 - eTickets
いつから始まったかわかりませんが、予約したサイトのアプリにeTicketを表示させるという方法もあります。券売機に並ばなくて済むので、買ってすぐに電車に乗れます。※一部使えない電車もあるようです。
eTicketはこんな感じです。
改札でスキャンするか、車掌さんが車内で読み取ります。
そして、長距離を移動するときは、
チケットを分割して買うのがおすすめです。
イギリスの鉄道チケットの価格設定のルールには、距離だけでなく、大きな駅をいくつ通過するのかも影響します。
例えば、スコットランド・ダンディー(Dundee)からロンドンへ移動する一週間後のオープンリターンチケットを購入する場合。(Trainlineで2021年3月調べ)
一枚のチケットとして買うと、電車の指定がない普通のOff-Peakであれば、£277となりました。
エジンバラで分割して、2枚のチケットして購入する場合は次の通りでした。
ダンディーからエジンバラまでのOff-Peak Return: £28.30
エジンバラからロンドンまでのOff-Peak Return: £155.00
→トータル: £183.30
つまり、同じOff-Peak Returnを買うのであれば、1回チケットを分割するだけで£93.70も節約できます。
これは、一昔前に電車マニアの旦那に教えてもらったトリックなのですが、どこが運賃の加算駅なのかがわからないと上手に分割させるのは難しい。(基本的に一枚のチケットで買おうとした時に、乗り換え場所になった駅で分割させればいいです) あと、ものすごく面倒臭いです。
正直自分ではほとんどやらず、旦那と一緒に旅行するときにやってもらってました(笑)
ところが、先ほど紹介したTrainlineでは、SplitSaveという機能で簡単にできます。
リンクのページには「a pretty penny or two」とありますが、長距離になればなるほど、「運賃の加算駅」を経由するので分割するとお得になります。
ぜひアプリをダウンロードして、試してみてください。
いかがでしたでしょうか?少しでもお安く移動ができるお手伝いになれば、幸いです。
次は、Railcardについてお話ししたいと思います。